2020年10月

 日々の出来事や写真、過去の小文、その他諸々を取り上げます。
 表題はホームページのタイトル候補だったのですが、咽(喉の上の方)、喉(喉の下、首のあたり)ということで落選しました。しかし因業に音が同じなので、わがままでかたくなな性格の自身にふさわしいと思い表題に復活させました。

小→大・・?

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 9月になりようやく殺人的な暑さが和らいできたので、ベラ釣りを計画したのですが、都合のいい日が中々見つからず、空いている9月12日(土)は最悪の「長潮」で釣果は期待できません。

 潮見表によると午前中は干満なし、15:00過ぎからようやく動きだし17:50に満潮ということで、暗い気持ちで遅がけに出発し、14:00過ぎに岩屋防波堤に到着しました。

 釣座を決め早速仕掛けを下したところ、いきなり5㎝にも満たない「クサフグ」が喰いつき、それ以後何度下しても「ミニフグ」が「サヨリ3号」を飲込むか、噛み切っていく始末。

 ベラの魚信は全くないのですが、時々かかる「ミニチャリコ」が強い引きをみせてくれるので、がまんして仕掛けを変えませんでした。 

 しかし、潮が動き始めた16:00を過ぎても相変わらずの「ミニフグ攻撃」は続き、「チャリコなら大きな針でもかかるだろう」と思い、大きさが倍以上の「キツネ1号」に変えた途端・・・。

 「ミニフグ」の魚信は嘘のようになくなり、15㎝以上のキュウセンや青ベラが次々掛かり始めました。

 驚くべきことに「サヨリ3号」でないと針にのらない10㎝以下の「ミニベラ」まで釣れてきます。

 食いが渋くなり「キツネ1号」を「サヨリ3号」に変えたことによりベラの喰いが立つことは度々ありましたが、その反対は初めてでした。

 防波堤の根元まで波が洗うようになった17:00過ぎに納竿し、帰りの電車の中で本日の海中の様子を想像してみました。

 おそらく、あの時、海中には「チャリコ」が少し混じる「ミニフグ」の巨大な群れがあり「サヨリ3号」に刺した小さな餌に争うように喰いつくので「ベラ達」は「ミニフグ軍団」に妨げられ餌までたどり着けなかったのが・・。

 針・エサを大きくしたため「ちびっ子達」は餌をかじることはできても針に喰いつくことはできなくなり、一方「ベラ達」は群れをかき分けて餌までたどり着き、喰いつくことができるようになったことが、釣れる魚種のチェンジにつながったのでは・・。

 今回の釣行では釣り方の工夫に関する「解」を一つ得ましたが、また新たな状況を迎えた時、試行錯誤の果てに新たな「解」にたどり着くことができるのか?

 「うーん・・・釣りは本当に難しい」