日々の出来事や写真、過去の小文、その他諸々を取り上げます。
表題はホームページのタイトル候補だったのですが、咽(喉の上の方)、喉(喉の下、首のあたり)ということで落選しました。しかし因業に音が同じなので、わがままでかたくなな性格の自身にふさわしいと思い表題に復活させました。
『好きなバス路線その4 京都市バス5系統』1
はじめに
花粉症治療や生活習慣病検査のため年数回訪れる医院が京都市北区幡枝町にあります。
以前は、JR京都駅から地下鉄国際会館駅まで進行し、京都バスに乗換え、医院前の「幡枝バス停」で降りていたのですが、近頃、JR京都駅から医院からやや遠い「岩倉操車場前バス停」まで、洛中・洛外を約1時間15分かけて北上する「5系統バス」の旅を楽しさにすっかりはまってしまい、地下鉄は縁遠くなってしまいました。
「5系統」の路線沿いには神戸と比べ物にならないほど多くの有名寺社、名所旧跡がありますので、バス停ごとのミニ観光案内をいたしましょう。
烏丸七条 JR京都駅烏丸口バスターミナルを出たバスはすぐ左折し、烏丸 通に入り「烏丸七条バス 停」(以下「バス停」省略)に近づくと 左手に東本願寺の巨刹が姿を現します。
烏丸六条 信者が乗り降りする「烏丸六条」を過ぎ「サン・クロレラ」本社ビルが南西角に立つ烏丸 五条交差点を通過。
烏丸五条 5系統の一部はここで右折し、五条通から河原町通りに回りますが、小生のバスはそのまま烏丸通を北上「烏丸松原」の近くには、以前在籍した調査会社の京都支店があり、祇園祭の宵山には窓から「保昌山」のお囃子が聞こえていました
四条烏丸 バスは四条烏丸交差点を曲がり四条通に入ります。この交差点は銀行が軒を並べる京都一の金融センターですが、祇園祭には長刀鉾、函谷鉾、孟宗山が交差点の周りに建つことで注目されています。 四条通を進み、四条河原町を左折し、河原町通を北上「京都市役所前」までがこの系統 一番の繁華街となります。
四条高倉 四条通は歩行者の利便性を考えて車線を一線減らし、歩道を広げたので、渋滞がひどくなると思っていたのですが、以前とあまり変わりません。
四条河原町 四条河原町交差点の東南角には阪急→丸井→エディオンと短い間隔でテナントが変わる落ち着きの悪いビルがあり、交差点を北に曲がり、四条通をかなり北上し蛸薬師に近くまで行ってようやくバス停があります。
河原町三条 店の入れ替わりの激しい河原町通りにあって三条河原町北東角に古書肆「京阪書房」が健在なのは嬉しいことです。
市役所前 河原町御池交差点北西には昭和2年建立クラシックな京都市役所本館があります。長い間耐震改修工事が行われていましたが、ようやく工事が終わり、囲いが外されていました。
同交差点を左折し御池通りを東に進み鴨川を渡ります。春は柳や桜が交互に続く並木に京洛 らしい風情があります。橋の向こうは洛外、路線は有名社寺を行脚するように進んで行きます。(続く)