咽郷雑記

 日々の出来事や写真、過去の小文、その他諸々を取り上げます。
 表題はホームページのタイトル候補だったのですが、咽(喉の上の方)、喉(喉の下、首のあたり)ということで落選しました。しかし因業に音が同じなので、わがままでかたくなな性格の自身にふさわしいと思い表題に復活させました。

令和7年8月2日(土) 今年第5回目の釣行 (こんな時もありまして・・)

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 五回目の釣行は今年初の朝霧でしたが・・着いてみると防波堤根元の御馴染みポイントは手摺改修工事のために立ち入り禁止!!

 防波堤中央部分は消波ブロックが何列も入っていて竿が出せず、仕方なく先の方まで歩いて行くと、曲がり角部分でブロックが切れていて、そこからなんとか竿が出せたので、釣り座を決めましたが・・。

 朝霧の防波堤は高く、水面までが遠いので、ノベ竿が届きません。そこで、短竿にリールをセットし仕掛けを結んで、投げ込もうとしたのですが、なんと、ハンドルが固まってしまって、全く動きません!!!

 思い切り力を入れるとほんの少し動きましたが、竿尻の接続部に過重がかかり、留金が外れそうになりますが・・。

 ・・とはいっても、リールはこれ1個しかないので、がんばって回すしかないと、仕掛けを降ろすと、早速魚信があったので、肩を怒らせ、腕力に任せてハンドルを回すと、ベラが上がってきました。

 それから降ろすたびに魚が掛かり、近場に投げてもまた魚信・・随分調子よく釣れるのですが、相変わらずハンドルは重く、巻上げを繰り返し、右手が疲れて痛くなってきたころ・・・何の前触れもなく、まるで嘘のように重さが飛び去り、軽々と回転し始めたのです。

 その後、度々、魚信があり4時間弱で23尾の釣果。内訳はイソベラ11尾、ベラ9尾、キュウセン1尾、ミニチャリ3尾で、塩屋に比べるとイソベラが多いのが特徴でしょうか。

 ハプニングに襲われる中では、まあまあの釣果でしたが、今回のことを教訓とし、翌日、早速釣具屋に行き予備のリールを購入しました。

当日の釣果

釣行4回目(柳の下に泥鰌はいない)

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 7月13日(日)前回と同じ大漁を期待して塩屋に釣行、ところが、子供たちがヤスで魚とりをしていたせいか、魚信が渋く、超ミニサイズ鯛の攻撃だけは激しいということで、魚信が比較的多いテトラの穴釣をして数を稼ぎました。

 また、今日の魚たちは、大きな針(キツネ1号)には全然触らず、小さな針(サヨリ3号)だけに喰いついてくるので、飲み込まれたり、変形したり、河豚に食い切られたりして消耗が激しく、釣果は少ないのに20本近く失うことに・・。

 釣果はキュウセイ3尾、ベラ8尾、イソベラ1尾、ガシラ1尾、ミニ鯛8尾、サイズも前回に比べると小ぶりでした。

 生き物が相手なので、いつも調子よく釣れることはありません。

 

本日の釣果

今年3回目の釣行

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 7月5日、酷暑の土曜日、今年初めて塩屋防波堤に進行、昨年の傾向からまず投げ竿で近場を探り始めたのですか、珍しくノベ竿を振る先客がいて、ベラをゲットしていたので、真似をして久しぶりにノベ竿を出したところ、15㎝以上のキュウセンが次々にかかり、18㎝のキスまで上がってきました。 

 防波堤前面の魚信が遠のくとテトラの穴釣りに移行し、4時間ほどでキュウセン、ベラ合わせて20尾、キス1尾という大漁。

 久々にノベ竿の釣趣を堪能し、納竿しました。

本日の釣果

 

今年2回目の釣行

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 6月18日(水)今年2回目の釣行は、1回目と同じ須磨海釣り公園、前回は足元の魚信が多かったのでノベ竿を使って近場を攻めたのですが、根掛かりが多く錘を含む仕掛けを次々失ってしまったので、ガン玉をやめて板錘を巻いたところ根掛かりしても、糸を引くと錘が伸びて外れるので、大正解でした。

 前回に続き10㎝以下のミニスズメダイの猛攻は続き、10尾以上逃がしたこともあり、チケット制限時間4時間の釣果は、イソベラ5尾、ベラ5尾、アブラメ新子1尾「針を飲み込み放流しても生存は無理と思われたスズメダイ」1尾・・前回に続き貧果です。

 ここでは昨年から引き続きイソベラが多く、今回キュウセンはいませんでした。

 神戸新聞木曜夕刊に県内各地の釣り場情報が載るのですが、須磨海釣り公園はスズメダイ50尾、100尾という釣果が記録されていて、大量発生していることがよく分かります。

 

 

6月18日の釣果

 

 

今年の初釣行

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 今年も釣りシーズンに突入!初釣行は6月4日(水)昨年「釣り納め」に続いて?須磨海釣り公園に進行。

 同公園の正規料金は、4時間1,200円ですが「市内在住の65歳以上であれば、600円に減額される」との表示があり、得した気分で入場。

 同日は風が非常に強くノベ竿は使用不能、短いリール竿でテトラ周りを探るとぼつぼつあたりがありますが、大きめの針である「キツネ2号」には魚信がなく、小さな「サヨリ3号」ばかりにヒットすることから食欲旺盛とはいえません。

 ところで、例年の餌取であるミニフグは1尾釣れたのみで、大半は10㎝に満たないスズメダイ。

 食物連鎖のバランスが崩れるせいで大量発生する魚種は毎年変わりますが、今年はスズメダイがそれにあたるようです。

 釣果は4時間頑張って、磯ベラ7尾、赤ベラ2尾、キュウセン1尾。例年貧果が当たり前の初釣行としては上出来でした。

 

本日の釣果

 

再開された須磨海釣り公園

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 昨年の11月27日(水)、2018年の台風被害により施設が大きく損壊し、長期間休業していた須磨海釣り公園に久しぶりに進行、当日は曇りで肌寒く、今シーズン最後の釣行です。

 さて、当日、須磨浦公園駅で降り、国道下のトンネルをくぐって、海岸に出ると、入口横の切符売り場は建て替えられて、一部が店舗に、切符を買い、内に入ると、餌以外に「海釣り公園のグッズ」なども売っていました。

 切符売り場の反対側にはレストランが新設されていましたが、海風をまともにうけるので外のテラスは寒そうです。

 いよいよ桟橋に入り、いつも釣座と決めていたテトラポット前に着きましたが、風が強かったので、ノベ竿を諦め、短い投げ竿を使ってテトラ周りを探ると早速あたりがあり小さなイソベラが上がってきました。

 利用時間4時間で、磯ベラ14尾(1尾は19cm)、ガシラ2尾、バリコ1尾の釣果です。以前、同所で釣れるベラは、ほとんどがキュウセンだったのに今回は全て磯ベラに変わっていたのは、閉園している間に海中の環境や食物連鎖に伴い、魚種も変化したからでしょうか?

 さて、平成24年の釣行は、当日をもって終了。 同年は初釣行こそ貧果だったのですが、その後は、最終釣行まで、そこそこの釣果があり、近年では最も良い年になりましたので、来年もまたいい成果が出るように祈念いたしました。

11月27日の釣果

令和5年 懐旧旅行 巨石→尾道

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 2023年12月24日(日) 大元神社→尾道市内

 朝7:30に起床し8:00出発、JR福山駅から西行し、尾道で下車。構内のカフェでモーニングを食べ、海を見ると小さな漁船が岸近くで網を引いていたので、しばらく見ていましたが、丸ハゲ1尾しか掛かっていませんでした。

 駅前のバス停で30分ほど待ち、因島行きのバスに乗り込みましたが、びっくりしたのは交通系カードが使えたこと、四国や山口県ではまだ使えないのに・・。

 尾道大橋を渡り、向島に上陸「尾道大橋バス停」で降り、幟の並んでいたジグザグの参道(当日は幟はありませんでした)を山上まで登り、そこに鎮座する大元神社に参拝、境内の隅にある目的地へ向かいます。

 ついに「巨石」に到着、ずっとバスから眺めていた巨石は前に立ってみるとさすがに大きく圧倒されましたが、意外なことに縦に大きく割れており、割れ目には不動明王らしい摩崖仏が刻まれていて、奥には小さな祠があったので、お参りしてから摩崖仏をじっくり観察し、向島の港の見える眺望を堪能し下山、バスで尾道市内に戻りました。

 丁度昼時だったので、商店街入口のラーメン屋で尾道ラーメンを食べて、商店街を西に向かいます。

 尾道は今治時代に千光寺の展望台に行ったことがありますが、街中を散策するのは初めてで、まちなか文化交流館では、市内の景色を題材とした学生絵画展を見て、尾道商業会議所記念館、おのみち映画資料館を見学したところで。午前中の山登りのためか足が疲れてきたので、駅に引き返すことに・・。

 コロナ禍か人口減少によるのか、商店街の店も半分くらい閉まっていて、観光客も少なく、大賑わいだった前夜の福山に比べて、クリスマスイブなのに街に活気がありません。

 町はずれの飲み屋街にライブハウスが向かい合わせに2軒、両方から大音量が流れており、若者も出入りしていて、そこだけ活気がありました。

 駅に着く頃、日は斜めに傾いて、向かい側のホームに広島行きの観光列車が来て、駅員総出で御見送りをしています。

 しばらくしてやってきた岡山行き電車に乗り、終点で新幹線に乗り変えようと降りたところ、オンタイムで相生行き黄色電車が来たので乗車、三石の峠をゴーゴー唸りながら疾走し、相生に着くとすぐに姫路行きに連絡、暇時から新快速に乗り継ぎ、あっという間に神戸に到着、懐旧旅行は無事終了しました。

巨石を見上げる

摩崖仏

令和5年 懐旧旅行 今治→福山

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2023年12月23日(土)

 往時の赴任先今治から大津市に至る道中にも訪ねたかった場所があります。

 一つ目は「しまなみライナー」が向島に入った時、左手山上に見える差し渡し10m以上ありそうな「巨石」で、麓から巨石下まで、幟が立ち並ぶジグザグ道があるので「これは参道で巨石は信仰の対象なのか?」

 ・・と、毎回、推定するも、通過するばかりで参拝は出来なかったのですが、明日はいよいよ山に登ります。

 尾道大橋を渡ると福山市内まで続く国道バイパスに入りますが、最後に通ってから8年、もう全通していると思いきや、工事は進捗しておらず、対面通行も残っていました。

 バイパスから旧国道に合流、芦田川を渡るといよいよ福山市中心部、国道を左折し、18時過ぎに福山駅前に到着、駅東のビジネスホテルにチェックイン、早速、地図を頼りに二つ目の場所「大国町」を目指すことに・・。

 往時、福山から新幹線に乗り、駅を出て東へしばらく進むと、北へ延びる「暗い路面に赤橙色の風船のような街灯が浮かぶ、よさげな通り」があり、一度逍遥してみたいと思いながら、帰宅が遅くなってしまうので寄り道できなかったところです。

 期待を胸に新幹線高架沿いにしばらく歩いて、到着した「大国町」の通りは、丸い街灯が照らす石畳道の両側に、戦前から遺存する「古建築」と偽クラシカルな「張りぼて建物」が混在していて「古びたテーマパーク」のような風情がありました。

 ぽつぽつ開いている酒肆以外ほとんどの店舗は閉まっていて、人通りもほとんどありませんが、今治商店街と違いどの建物にも人が住んでいる気配があり、街の鼓動が感じられます。

 大黒町から新幹線高架南側に続く通りは、北側とは打って変わって、街灯は明るく、植栽が等間隔に並び、所々に休憩用テーブルとベンチが置かれている、現代的で瀟洒な街でした。

 逍遙を終え、居酒屋を探しながら、天満屋東側の通りまでに来るとクリスマスイブの前日土曜日と言うこともあって大変な人出で、居酒屋はどこも満員・・さすが県下第2位の都市だと感心しました。

 ようやく、街はずれで地味な居酒屋に僅かな空席を見つけもぐりこむことに成功・・一日を振り返りながら・・いつしか酩酊し・・何とかホテルに帰り・・爆睡・・おやすみなさい・・。

       大国町の通り

       大国町の古い店舗

令和5年 懐旧旅行 今治にて

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2023年12月23日(土)

・今治にて

 駅前バス乗り場から営業所行のバスに乗り、御厩通で下車、かつて住んでいたアパート付近の様子に変化はありませんでしたが、最寄りスーパーは昼時なのに客数は減っていました。

 今治城まで歩き、堀端に立つ今造社長の銅像を見て、港に向かいます。

 途中、いいエサがあると評判だった釣餌屋は廃業!港に着きましたが、ギザミ釣りに通った防波堤は工事のため立ち入り禁止に・・・。

 重苦しい空の下、冷たい風が吹かれながら新造のバスターミナルに辿りつきましたが、バスはおらず、綺麗な待合室にも人影はなし。

 トタン屋根のチケット小屋と低いプラットホームが数本並んだ旧バスターミナルの方が賑わっていたような・・。

 ターミナル内の喫茶店は開いていたので、これ幸いと逃げ込み、ココアを飲んで、冷え切った体も回復したので・・商店街へ向かいます。

 商店街入口の土産屋はやっていましたが、その先の店は大半が締まっていて、何より全く人がいません!!

 このありさまを見て、言葉を失い、歩きを停めて、この場所についてしばらく考えると・・。

 この巨大な無人空間は今治市のブラックホールであることは間違いありません。今治在住当時よりさらにさびれてしまっていることから、賑わいが戻って来ることは考えにくく、いっそのこと商店街全ての店舗を廃し、観光ミカン園に変えてしまうというのはどうでしょうか?

 「ミカンは冬のもの、シーズンオフはどうするの?」と言う声もあるかもしれませんが、早生の青ミカンは10月から「愛南ゴールド」などの晩柑は5月まであり、夏ミカンも加えれば通年営業も可能だと思うのですが。

 ・・気を取り直して、商店街中ほどから、大通りの方へ曲がり、ブルーノート、カネト食堂と、ポエム(権太)本店の営業を確認?大通りを渡り、西へ進むと廃業した「ラヂウム温泉」が壊されることなく残っていました。

 玄関横には「登録有形文化財」のプレートが・・これですぐに潰される心配はなし、今治市街唯一の戦前の建物なので有効活用を期待します。

 今度は南に歩いて森見町に入ると、往時、行きつけだった居酒屋へ・・開店前でしたが、女将さんの自転車が玄関前にとめてあったので、営業しているようです。

 さらに、松本町まで足を延ばし、馴染みだったスナックを探しながら歩き回り、廃業した店、健在な店を確認・・歩き続けて駅に戻り福山行高速バス「しまなみライナー」に乗車しました。

今治港

ラヂウム温泉

令和5年 懐旧旅行 松山→今治

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 いささか旧聞になりますが、昨年12月、8年ぶりに今治を訪れ、また、当地にいた頃、行くことのできなかった周辺の名所や旧跡を足を運びましたので、以下に記すことにします。

 

2023年12月23日(土)

・松山到着

 2023年12月22日(金)三宮から松山行夜行バスに乗りこむとすぐに就寝、未明の川内インターで目覚めると、バスはイオン前、石手川、大街道と懐かしい街かどを巡り、松山駅に到着。

しばらくして駅のコンビニが開いたので、パンを買い、待合室でさみしい朝食をすませ、路面電車で松山市駅に。

・則之内(すのうち)

 そこで、伊予鉄横河原線に乗り換え、終点まで進行、タクシーで則之内に行き、調査している陶片の生産窯を確認し、待たせていたタクシーで駅に戻り、松山市行きに乗車。

・郡中港、松山

 伊予鉄の路線で郡中線だけは乗ったことがなかったので、松山市で乗換え郡中港へ、駅を出て僅かに残る近世の建築物を見て、帰りは伊予市駅からJRに乗車し、松山駅に着くと一番ホームでニューアルした8000系「しおかぜ」の出発式をやっていて、ホーム上には「撮り鉄」、「乗り鉄」が蝟集していましたが、小さな「集音器」を持った「音鉄」は初めて見ました。

 出発式を横目に立喰いうどん店できつねうどんを食べ、各停で今治に向います。

・今治へ

 伊予北条、菊間、波形、波止浜と駅を通過するごとにその地で体験した想い出が甦り、退屈する間もなく、昼下がりの今治に到着、残念ながら雲は厚く垂れこめていて、温かい車内から出ると、風は冷たく、身震いしました。

 

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