2023年12月23日(土)
・今治にて
駅前バス乗り場から営業所行のバスに乗り、御厩通で下車、かつて住んでいたアパート付近の様子に変化はありませんでしたが、最寄りスーパーは昼時なのに客数は減っていました。
今治城まで歩き、堀端に立つ今造社長の銅像を見て、港に向かいます。
途中、いいエサがあると評判だった釣餌屋は廃業!港に着きましたが、ギザミ釣りに通った防波堤は工事のため立ち入り禁止に・・・。
重苦しい空の下、冷たい風が吹かれながら新造のバスターミナルに辿りつきましたが、バスはおらず、綺麗な待合室にも人影はなし。
トタン屋根のチケット小屋と低いプラットホームが数本並んだ旧バスターミナルの方が賑わっていたような・・。
ターミナル内の喫茶店は開いていたので、これ幸いと逃げ込み、ココアを飲んで、冷え切った体も回復したので・・商店街へ向かいます。
商店街入口の土産屋はやっていましたが、その先の店は大半が締まっていて、何より全く人がいません!!
このありさまを見て、言葉を失い、歩きを停めて、この場所についてしばらく考えると・・。
この巨大な無人空間は今治市のブラックホールであることは間違いありません。今治在住当時よりさらにさびれてしまっていることから、賑わいが戻って来ることは考えにくく、いっそのこと商店街全ての店舗を廃し、観光ミカン園に変えてしまうというのはどうでしょうか?
「ミカンは冬のもの、シーズンオフはどうするの?」と言う声もあるかもしれませんが、早生の青ミカンは10月から「愛南ゴールド」などの晩柑は5月まであり、夏ミカンも加えれば通年営業も可能だと思うのですが。
・・気を取り直して、商店街中ほどから、大通りの方へ曲がり、ブルーノート、カネト食堂と、ポエム(権太)本店の営業を確認?大通りを渡り、西へ進むと廃業した「ラヂウム温泉」が壊されることなく残っていました。
玄関横には「登録有形文化財」のプレートが・・これですぐに潰される心配はなし、今治市街唯一の戦前の建物なので有効活用を期待します。
今度は南に歩いて森見町に入ると、往時、行きつけだった居酒屋へ・・開店前でしたが、女将さんの自転車が玄関前にとめてあったので、営業しているようです。
さらに、松本町まで足を延ばし、馴染みだったスナックを探しながら歩き回り、廃業した店、健在な店を確認・・歩き続けて駅に戻り福山行高速バス「しまなみライナー」に乗車しました。