2021年7月

 日々の出来事や写真、過去の小文、その他諸々を取り上げます。
 表題はホームページのタイトル候補だったのですが、咽(喉の上の方)、喉(喉の下、首のあたり)ということで落選しました。しかし因業に音が同じなので、わがままでかたくなな性格の自身にふさわしいと思い表題に復活させました。

今年最初の釣行

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 大阪湾の各港に鉛筆ほどのサバが大量に現れ、サビキに鈴なりになっている様子が釣番組で伝えられ、実際、舞子などに下見に行くと極小サバは群泳していますが、昨年はそこそこ釣れたマメアジの姿はありません。

 これらのミニサバは、脂がのっておらず、どう調理しても美味しくないので、釣人を見かけると寄ってくる「アオサギ」や「にゃんこ」に贈呈していました。

 そんなわけで、今年はマメアジを諦め、7月14日水曜日ベラ釣りの実績がある中八木に初釣行することに。

 当日は垂水で餌を買い正午過ぎに中八木防波堤に到着、油照りの影響か明石海峡大橋が霞んでよく見えず、何やら悪い予感がしたのですが・・。

 釣座を決め「投げ竿ウキ釣り」で防波堤周辺を攻めるのですが、魚信が少なく15分ほどしてようやくベラが針に乗り、今年の初釣果となりました。

 ところが、13時を過ぎた頃から遠雷が聞こえ、黒雲が南に広がり始め、14時近くになると雷鳴は大きくなり、稲妻は北東の空で間断なく光り、雨の臭いを含む冷たい風まで吹いて来る始末。

 雷雨が襲いかかってくるまでの時間的余裕はありません。

 広い防波堤には他の釣り客はおらず、自身に落雷する恐れもあり、ベラ3尾というさみしい釣果ながら納竿して撤収・・。

 空は黒雲に覆われ、稲妻や雷鳴がどんどん近くなる中、小走りで段丘の坂を駆け上がり、畑脇の細道を抜けて、雨の落ちる前になんとか中八木の駅たどり着きました。

 ところが、電車に乗ると須磨あたりで、小雨があっただけで、板宿で地下に入り、高速神戸で地上に出ると曇天で地面も濡れておらず、

 「あの雷雲はどこへいったの」

と、拍子抜けすることに。

 しかし、翌日職場に行くと、昨日午後長田区でひどい雷雨があり、丸山の変電所に落雷したため、長時間停電し、神戸電鉄も停まり、大雨警報が出るという、大荒れだったことを同僚から聞きました。

 丁度電車が地下を走っていた時、地上は大変なことになっていたようです。

 次回の釣行時は天気が安定して、夕方までゆっくり楽しみたいものですが・・。

                  

さみしい釣果

好きなバス路線(その3) 神戸市バス7系統

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 7系統の東行きはJR神戸駅から出発し、新開地→湊川公園東口→夢野3丁目→平野→諏訪山公園下→トアロード→三宮町1丁目から三宮駅前を通り市民福祉センター前が終点になります。

 昭和50年代頃「諏訪山公園下バス停」(以下バス停省略)最寄りの事務所に時々用事があり、三宮町1丁目から当該路線西行きに乗車することがありました。

 当時は、三宮駅前から西行し、三宮町2丁目で右折、対面通行だったトアロードを北野町まで登り、左折して山麓線入ったような記憶があるのですが、定かではありません。

 今はトアロードの山手幹線より南は南行き一方通行なので、三宮町2丁目ではトーアロードに入らず元町駅の手前で左折し、鯉川筋を登り、山手幹線を東へすこし戻って、NHK前交差点でトアロードに入るコースになりました。

 定年になり山本通に転居すると塩屋方面に釣りに行った帰りなどに神戸駅から東行きに乗車、最寄りのバス停まで約25分のバス旅をする機会が増えましたので、コースを詳しく記すことにいたしましょう。

 神戸駅北口のバスターミナルを出たバスは、湊川神社の西側を左折、中央幹線を西進し、明治時代の遊郭に端を発し現在もソープランドが林立する「福原」かつて東の浅草と並び称された新開地商店街アーケード前を通過して交差点を右折し「新開地」から夢野まで続く長い坂道を北上。

 「東山」と「熊野橋」バス停間には東山商店街、マルシン市場、湊川市場、湊川商店街、ハートフル湊川など市内最大級の商店街・市場集積地があるので両バス停で多くの乗降客があります。

 勾配を上がりきったところが当路線の最高点「夢野3丁目」で、その先の三叉路を東に曲がり、坂道を一気に下ると、谷底に「石井橋」があり、少し先に旧湊山小学校がありました。

 ここは平清盛が造営した福原京の推定地で、昨年同小校庭の発掘調査が実施されたことから、遺構の発見を期待していたのですが、現地説明会が実施されなかったところを見ると残念ながら「はずれ」だったのでしょうか?

 次のバス停のある「平野」は、六甲山脈の北側を通る有馬街道が小部峠を越え、天王谷を下り、扇状地に出たところにある街です。

 北神戸から南へ通じる交通ルートが有馬街道一本だったころは、平野も随分にぎわっていたのですが、新神戸、六甲山トンネルなど六甲山脈を貫く新たな南北交通ルーができると交通量、人流ともに減り、鉄道駅がないことも相まって活気がなくなりました。

 平野を過ぎたバスは生田神社の末社「五宮神社前」、神戸市内最古の浄水場のある「楠谷町」を通ります。

 同浄水場には、記念館があったのですが、コロナ禍で安全な見学ができないということで閉鎖されてしまったのは残念無念。

 さらに東に進むと再度山登山口がある「再度筋」、かつては池畔に遊園地や温泉、東隣に動物園もあった神戸有数のレジャーランド「諏訪山公園」最寄りの「諏訪山公園下」を過ぎ、旧トア・ホテル前の交差点を南に曲がると神戸を代表する観光地「異人館街」。

 ここから数分で三宮ということで、コースの紹介はおしまいでございます。