今年最初の釣行

 大阪湾の各港に鉛筆ほどのサバが大量に現れ、サビキに鈴なりになっている様子が釣番組で伝えられ、実際、舞子などに下見に行くと極小サバは群泳していますが、昨年はそこそこ釣れたマメアジの姿はありません。

 これらのミニサバは、脂がのっておらず、どう調理しても美味しくないので、釣人を見かけると寄ってくる「アオサギ」や「にゃんこ」に贈呈していました。

 そんなわけで、今年はマメアジを諦め、7月14日水曜日ベラ釣りの実績がある中八木に初釣行することに。

 当日は垂水で餌を買い正午過ぎに中八木防波堤に到着、油照りの影響か明石海峡大橋が霞んでよく見えず、何やら悪い予感がしたのですが・・。

 釣座を決め「投げ竿ウキ釣り」で防波堤周辺を攻めるのですが、魚信が少なく15分ほどしてようやくベラが針に乗り、今年の初釣果となりました。

 ところが、13時を過ぎた頃から遠雷が聞こえ、黒雲が南に広がり始め、14時近くになると雷鳴は大きくなり、稲妻は北東の空で間断なく光り、雨の臭いを含む冷たい風まで吹いて来る始末。

 雷雨が襲いかかってくるまでの時間的余裕はありません。

 広い防波堤には他の釣り客はおらず、自身に落雷する恐れもあり、ベラ3尾というさみしい釣果ながら納竿して撤収・・。

 空は黒雲に覆われ、稲妻や雷鳴がどんどん近くなる中、小走りで段丘の坂を駆け上がり、畑脇の細道を抜けて、雨の落ちる前になんとか中八木の駅たどり着きました。

 ところが、電車に乗ると須磨あたりで、小雨があっただけで、板宿で地下に入り、高速神戸で地上に出ると曇天で地面も濡れておらず、

 「あの雷雲はどこへいったの」

と、拍子抜けすることに。

 しかし、翌日職場に行くと、昨日午後長田区でひどい雷雨があり、丸山の変電所に落雷したため、長時間停電し、神戸電鉄も停まり、大雨警報が出るという、大荒れだったことを同僚から聞きました。

 丁度電車が地下を走っていた時、地上は大変なことになっていたようです。

 次回の釣行時は天気が安定して、夕方までゆっくり楽しみたいものですが・・。

                  

さみしい釣果