バリ点描 その4 キンタマニーの蜜柑

 キンタマニー高原はバリ島北部にあるバトゥール山外輪山に広がる避暑地で、外輪山上に立地する展望レストランから見下ろす光景は山と湖(バトゥール湖)の対比が箱根山と芦ノ湖の光景とよく似ていますが、違うのは湖の西にある生々しい溶岩流で、地表には全く草木がありません。

 その中で草木が茂っている島のようなところは、高まりだったため、溶岩から逃れた場所のようです。

 以前、見たテレビ番組で富士の樹海の中にも溶岩流から逃れたマウンド上地形があることが紹介されていました。

 ところで、高原に登って来ると下界では全然なかった蜜柑を売る屋台が多数出現します。

 小さなバケツに山盛りいっぱいの蜜柑が売られていて「こんなに多いと帰国までは食べきれないな」と、買うのを諦めたのですが、幸い下界の店で十個入りパックを購入・・。

 皮は簡単に向け、口に入れると温州蜜柑とオレンジの味が混ざった素敵な味がしました。

       溶岩流に残る緑

 

         山と湖