2019年

 日々の出来事や写真、過去の小文、その他諸々を取り上げます。
 表題はホームページのタイトル候補だったのですが、咽(喉の上の方)、喉(喉の下、首のあたり)ということで落選しました。しかし因業に音が同じなので、わがままでかたくなな性格の自身にふさわしいと思い表題に復活させました。

ブレグジットを回避する方法について?

投稿日:

 小生は輝かしい歴史を誇る「大英帝国」が凋落することを残念に思い、試行錯誤の結果、ついに「確実にブレグジットを回避できる方法」を見出しましたのでここに御披露いたします。
 皆さん覚悟してお聞きください!
 いいですか!
 それでは申し上げます!

 それは「アイルランド共和国の植民地になること」です!!
 
 荒唐無稽な話と思われるでしょうが、冷静に考えると「利点」が多くあります。
 先日テレビで「EU離脱したとたんに顕在化するイギリスとアイルランドの国境問題に関連し、国境ラインを挟んで双方に事務所を造った運送会社の話」が放映されていましたが、もうそんな心配はいりません。  
 また「EU加盟国アイルランド」の「領土」になるのですから「ブレグジットなんぞ」は雲散霧消してしまいます。
 ところで、イギリスのアイルランド侵攻は12世紀にはじまり、その後度重なる侵略により19世紀には完全に領土化。
 当然、アイルランド側も抵抗を続け1922年には独立をはたしますが、宗教の違いにより「北アイルランド6州」はイギリス側に帰属し、これが「国境問題」の遠因となりました。
 上記のごとくアイルランドは一方的な侵略と長年に渡る支配により多大な損害を受けたわけですからイギリスが「形だけの植民地にしてくれ」と言ったところで納得しないでしょう。
① 有史以来現在に至るまで侵略損害の「賠償金」をアイルランド政府に納め。
② 国内においてアイルランド人がすべての分野で自国民より優位に立つことを認め。
③ 「アイルランド政府によるGHQのような機関」を「三権」の上に置き統治してもらう。
ぐらいの条件は「植民地」として当然示すべきです。
 過酷すぎると思われるかもしれませんが、「ホンダ」がイギリス工場の国外移転を発表、トヨタも追随する意向を示しています。

 世界中の企業の「拠点」や「工場」もEU側に移ってしまい「ヨーロッパの最貧国」に転落してしまってからでは取り返しがつきません。
 かつてアジアの各地に多くの領土を持ち圧政を敷いていた「神国」も敗戦によりすべてを失い、ゼロから出発し、ようやく現在の地位を手に入れました。

EU諸国が「苦難に耐えてよく頑張った。イギリスを独立国としてまた仲間に入れてやろう」という「許しの日」が来るまで、被占領国の人民として、「耐えがたきを耐え」「忍び難きを忍んで」頑張りぬいてみてはいかがでしょうか。         

 
 

一期一会 (その2) 就活

投稿日:

 20代の頃は自治体や団体の技術職採用試験ばかり受けていたため、いわゆる「就活」の経験はなく、定年後の60代になって初めて体験することになります。

 当時の「就活」を振り返ると・・。

 ①退職した翌月、手元に届いた離職票をもってハローワークに行き「雇用保険説明会」を受け。

 ②その後は、度々同所を訪れ、所内のパソコンで各社の「募集要項」を検索し、適当なものがあるとプリントして窓口へ提出。   

 ③「相談員」に電話連絡してもらい「会社の担当者」と「小生」の三者で話し合い「面接日」「提出書類」が決まると「相談員」が「推薦状」を書いてくれます。
  
 ④指定日になると、それらをもって指定された場所で面接を受けます。

 ⑤ハローワークとは別に家でインターネットの「民間就職紹介サイト」にもアクセスして適当な会社を決め、書類をメールで送り、連絡があると「面接日」「提出物」などを持って指定された場所に行く。

と、いうようなことを何度も何度も行うのですが、採用は中々決まらず「就活」は長期化します。

 さて、志望会社に行き、面接前に施設内を見学していると結構そこの組織の「性格」や「現状」が分かるもので・・。

 「入所費用」が数千万円で「管理費」も高額な「高級老人ホーム」の従業員が上司の悪口をぶつぶつ言いながら歩いていたり、厨房で食器が割れる音がしてもその後の言葉のフォローがないなど、何やら空虚な空気が流れている施設があるかと思えば・・・。

 老朽化した工場をリフォームし「食堂兼談話室」の周囲をコンパネで仕切って壁紙を張り居室にしたいかにも「費用負担の安そうなグループホーム」なのに施設長や職員が飛び切りの笑顔で迎えてくれ、入所者も「楽し気」に過ごしている施設もあります。

 ところで、小生は「口髭」を生やしていますが、それが原因で面接担当者に「露骨に嫌な顔をされたり」「顔を引きつらせた」ことを何度も経験しましたし、「順番を最後に回され、平社員に面接させる」という、あからさまにひどい扱い受けたことも。

 日本社会において「髭」の許容は進んでおらず、特にサービス業では「髭は偉そうに見える」という理由で「就活」時も「履歴書提出段階」で落とされることが多く「LGBTや刺青に対する偏見と同様ではないか?」と思ったこともありました。

 なお、面接担当者が「懇切丁寧に施設内を案内し」「経歴を大いにほめ」「当社に必要な人材だ」とまで言い切る会社に限って「残念ですが」という返事が来ることが意外に多いのです。  

 もしかしたらそれら会社は、面接にも「顧客満足」の方法を取り入れているのかもしれません。

 現在は厳しい「就活戦線」を生き延び、「拾う神」に巡り合ったおかげで、糊口を凌いでいますが「面接当日のこと」については「不採用」の時の方が、よく覚えているのはそれが「一期一会」だったからでしょう。

 余談ですが面接先で「民間就職紹介サイトの調査員」がサイトを利用して就職した人材の「適応」や「仕事ぶり」を「人事担当者」に「聞取り」をしているところに何度も見かけましたし、就職後、仕事で行ったある医院でも「看護師紹介会社」の「調査員」が同様の「聞取り」に来ていました。

 残念ながらハローワークの職員が施設の「聞取り」に来ているところを見た記憶はありません。

 就活後のアフターフォローについては、民間企業の方が進んでいることは間違いないでしょう。

一期一会 (その1) お見合い

投稿日:

 来し方を振り返ってみると、20代においては度々採用試験を受けるも落選が続き、バイト暮らしを抜けられなかったせいで、結婚を考える余裕など全くありませんでした。

 29歳でようやく正式採用され、固定給を貰うようになると、結婚は二の次で仕事・趣味(釣り、テニス、スキーなど)などに没頭していましたが「上司」や「職場の女性パート職員」から「見合い」の話をぼつぼつ持ち掛けられるようになります。

 そして30代も終わり頃、友人の熱心な説得に根負けして「見合い会社」に登録すると「パーティー」や「紹介」が次々押し寄せてきて、出会いの回数は一年で30回を軽く超えてゆきました。

 ところで小生の体験した「見合い」では、初顔合が済むとデートに移り、それが終了すると当事者は「今後も交際を続けるか?否か?」を「紹介者」や「見合い会社」に報告する必要があります。

 その「優先決定権」は女性側にあり、男性がいくら相手を気に入っていても女性が「今後の交際はなし」と決断するとそれを覆すことはできません。

 小生の場合、経験した見合いのほとんどが上記のことで「一期一会」に終わり、相手のこともすぐに忘れてしまいましたが、中には人間的魅力にあふれ、男女の関係を離れてもう一度会いたいという人もいましたので、以下で紹介します。

 

その1 ヘビースモーカー

 彼女は1時間のデートタイム中にハイライト一箱吸ってしまう大変なヘビースモーカーでした。

 以前述べたように小生は小児喘息で、大人になってからも気管支が弱く、デート中は煙に咽て苦しかったので、

「たばこはやめられませんか?」

と聞いたところ

「絶対無理です」

との明確な答え・・。

 その返答を聞いて顔をしかめたのが原因なのでしょうか、数日後会社を通じて断りの電話が入りました。

 「なぜタバコがやめられないのか?」「ハイライトが好きな理由」など聞きたいことがあったので、顔をしかめたことを今でも後悔しています。

 

その2 「はい」と「いいえ」しか言わない人

 世間話をしても、顔を伏せるだけで言葉はなく「肯定」「否定」を求める質問だけに「はい」「いいえ」で答えます。

 最初は「どないもなりまへん」と思っていたのですが、しかたなく質問を続けるうちに発声としては「はい」「いいえ」だけなのですが、同時に行われるリアクションは頷いたり、首を傾げたり、顔を上げたり、手を組んだり、拍手したりかなり多様であることに気づきました。

 それからは「この質問にはどんな反応を見せるか」を予想しながら質問するようになり、相手も質問に慣れて、予想通りの反応をしてくれることもあり、楽しい時間を過ごすことが出来たのに「一回きり」で終了。

その3 食べるのが早い人

 その時のデートでは大奮発して、高級フランス料理店でコース料理を頼んだのですが、相手は料理が出ると無言であっという間に食べてしまい、次の料理が出るまでじっと待っています。

 そのうち間が持てなくなり

「会話しながら食事しませんか」

と提案すると、

「食事の時は集中しないと味が分からない、話は食べ終わってから」

という返事・・。

 次の料理を待っている間は食べ終わった料理の味や盛り付けについて思い出しながら分析しているらしく無言で目まで閉じています。

 結局「出てきた料理を無言で食べて次をじっと待つ」の繰り返しで、デザートにたどり着いてしまいましたが、帰り道では分析結果がまとまったようで、料理の味や盛付についてかなり詳しく感想を聞かせてくれました。

 その折り「しゃべりながら食事していて舌を噛みそれがトラウマになった」ようなことを少し仄めかしていたので、料理の分析と合わせてその辺についても、詳しく聞きたかったのですが、残念ながら・・。

 

 見合い会社の登録期間も過ぎて、女性とのかかわりも少なくなって、寂しい独身生活を40代後半のまで続けましたが、この3人については「見合い以外の機会で会っていれば、長い付き合いもできたかもしれないのに・・」と今でも残念な気持ちを持ち続けています

2 / 212