口内炎の話

 子供の頃から口内炎に悩まされて来ました。一度に沢山出来て水を飲むのも辛い人もいるようですが、私は一度に複数できたことは2・3回で大抵は1個です。

 口内炎の発症する原因の7割は(食事中によそ見したため舌をかむ→血豆が出来る→血豆がつぶれる→口内炎発症)のパターンです。できる場所が舌の縁辺部なので食事の時に食べ物が当たるとたいへん痛みます。

 残り3割が(ストレスにより口腔内に豆や血豆が出来る→潰れる→口内炎発症)のパターンで、舌と違い患部に食べ物があまり当たらないのでそれほど苦痛ではありません。私はストレスにいたって弱く、試験や研究発表の前日によくこのパターンの発症がありました。

 30代くらいまでは、直径1cm以上もある大きな口内炎が出来、食事もできないほど痛んだことがありましたが、最近は加齢のせいか小さな口内炎しかできません。

 口内炎の発症から治癒までの日数はほぼ決まっていて、発症してから4日目で最悪の状態になりますが、その後は回復に転じ、7日目には痕跡だけになり痛みも消えます。4日間我慢すれば5日目からは治癒してゆく喜びを味わえるので、口内炎用の塗り薬や張り薬を用いたことはありません。