腰痛治療のため通っている鍼灸院の柔道整復師から「ドンク三宮本店が建て替えのため近く閉店すること」を施療中に聞いた時は、ぼんやり聞き流していたのですが・・・帰宅してからふと思い出し・・ビルが立て替えられるということは、店舗2階の喫茶室も当然なくなってしまうことに気づきました。
同喫茶室は、幼少期、祖父に連れられて商船ビル内の歯科に行き、その帰り道「治療中泣かなかった御褒美」に、アイスクリームを食べさせてもらった所で、当時の光景を回想するうちに、懐旧の情を抑えがたくなり、訪ねることに・・。
ここには祖父が亡くなってからも、何回か親に連れて行ってもらったようで、その時は多分十代だったので、この度は50数年振りの入店になります。
さて、店舗に着き、横の階段を上がり、喫茶室のドアを開けると、全てテーブル席だった室内にカウンター席が出来るなどレイアウトは少し変わっていましたが、席に着くと、早速、想い出のアイスクリームを注文。
往時は金属製の小さな高坏状の容器にアイスのマウンドが一つ、頂上にはサクランボ、横にウエファースが添えられるというクラシックなスタイルでしたが、やってきたのはマウンドが二つ、クッキー、棒状のチョコレート、ミントの葉が添えられるおしゃれなスイーツ、硬めで味は濃厚です。
地震があったせいもあり、市内の思い出の場所の多くがなくなり、ドンク三宮本店の喫茶室も夢で見るだけの場所になりました。