花には団子

 昨年4月中旬、家族と兼六園を訪ねました。やや肌寒い風が吹いていましたが、晴天のお花見日和で、桜は八分咲き、当日は入園料無料だったこともあり、沢山の花見客が紺屋坂を登り、桂坂口から入園してゆきます。

 坂の途中にある団子屋さんには長い行列が出来ていました。園内の茶店や屋台でも団子を売っていて、花見客の多くが桜の下で団子を食べています。

  阪神間にも夙川公園や芦屋川畔、王子動物園、満池谷墓地などいくつか桜の名所があります。しかし、団子の屋台を見たことはなく、団子を買って御花見に行った記憶もありません。 兼六園では団子を食べながらお花見をするのが、伝統なのでしょうか?

 今年は北陸新幹線の開業により兼六園の花見客も増え、団子の売り上げも新記録を更新するかもしれません。 バーベキューや花見弁当を囲んで酩酊するのもよいのですが、団子を友に優雅にお花見するのもまた一興だと思います。