子供のころからいろいろな釣りをしてきました。高校生の頃はルアーをやりましたし、舟釣りの経験もあります。しかし、磯釣りやアユ釣りなど道具にも釣行にも金のかかる釣りは経験がありませんし、遠くに遠征することもなくせいぜい神戸周辺の川・池、港、淡路島など安上がりなところで済ませていました。
30代以降は神戸港ポートアイランドの防波堤に通い詰めていました。私はあちこちの釣り場に行かず、一か所に通うのが好きで、今治に来てからも職場の釣り大会で桜井海岸に釣行した以外、今治港の船着き場か防波堤にしか行っていません。
さて、シーズンを通して一か所で釣っているとポイントはもとより季節ごとに釣れる魚種もよく分かります。そして、神戸港や今治港などの狭い水域でも食物連鎖のバランスが崩れることがあるようで、今治港では、昨年はバリコ(アイゴの子供)、一昨年はカタクチイワシ、三年前はサヨリが大量発生しました。
神戸港においてもサンバソウ(石鯛の子供)、サッパ、バリコなどが大量発生した年があります。しかし、不思議なことに翌年になるとその魚種はかき消したようにいなくなってしまうのです。
春のシーズン到来が待ち遠しいこの頃ですが、今年はここ2年間不漁だった鰺が、そこそこ釣れそうな予感がするですが、どうでしょうか?